JRFU(日本ラグビーフットボール協会)は、7月22日から開催される高校ラグビー3大タイトルの1つ、「全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会」に出場する48校と組み合わせを発表しました。

 オリンピックの正式種目である7人制ラグビー。その強化・普及と優秀選手の発掘を目的に創設されたこの大会も、今年度が12回目(2020年の第7回大会はコロナ禍のため中止)。アンダーアーマー菅平サニアパーク(長野・上田市)で行われる今年の大会は、各都道府県の予選を勝ち抜いた47校に、昨年度優勝校の桐蔭学園(神奈川)を加えた48校が出場権を手にしました。

桐蔭学園が連覇か 歴代優勝校が意地見せるか 新王者誕生か

 大会連覇を狙う桐蔭学園・東福岡(福岡)・報徳学園(兵庫)・東海大大阪仰星(大阪)といった歴代の優勝校が出場権を獲得する中、ライバルを打ち破って初出場を果たしたのが、立命館慶祥(北海道)・山形南(山形)・松韻学園福島(福島)・桐生第一(群馬)・岐阜聖徳学園(岐阜)・長崎北(長崎)の6校。佐賀では、早稲田佐賀が第10回大会優勝の佐賀工を見事に撃破し、はじめての単独代表(11回大会は前年度優勝の佐賀工と佐賀県代表の早稲田佐賀の2校が出場)として、全国の舞台に駒を進めました。

 今大会は、7月22日(火)に開幕。23日(水)に48校が各プール3校ずつ、計16のプールに分かれて総当たりの予選リーグが行われます。24日(木)からは、プール1位同士によるカップ、プール2位同士によるプレート、プール3位同士によるボウルと、各プールの順位ごとに決勝トーナメントを実施。7月25日(金)に今年度の王者が決定します(カップトーナメントの優勝校がタイトル獲得)。

 桐蔭学園が春の選抜大会に続く2冠で大会連覇を達成するのか、東福岡・東海大大阪仰星といった歴代優勝校が意地を見せるのか、あるいは新たな王者が誕生するのか…高校生たちの熱い戦いに注目です。