【再び風を起こせるか 国民民主党】
「午前10時15分です。平日月曜日なんですけれどもJR天王寺駅前には多くの聴衆が集まっています、目の前では国民民主党代表の玉木雄一郎氏が演説を行っています。集まっている年齢層を見ると、やはり国民民主党が訴えかけている現役世代が多いなという印象があります」(MBS前田春香アナ)
選挙期間中、何度も大阪に入った国民民主党の玉木雄一郎代表。「わたしたち国民民主党が、参議院選挙で掲げているメッセージも明確です。それは改めて、みなさんの手取りを増やしたいんです」(国民民主党・玉木雄一郎代表)
国民民主党は「手取りを増やす」をスローガンに去年の衆院選で議席を大幅に増やし、躍進。今回の参院選でも、改選4議席から4倍にあたる16議席を目標にしています。
「特に私たちは、今一生懸命働いている現役世代のみなさんから豊かになろうと言っています」「日本の政治を変える夏。そして皆さんの手取りを増やす夏にしていこうではありませんか」(国民民主党・玉木雄一郎代表)
拍手がわく会場。演説を聞いた女性は「頑張っている現役世代の皆さんから豊かになろうというメッセージが一番強く心に残りました」と話しました。
一方で、衆院選で掲げた、年収「103万円の壁」を178万円に引き上げるための与党との交渉は決裂。有権者との約束はまだ果たせていません。
衆院選後には、野党第一党の立憲民主党を半年にわたって上回っていた支持率も現在はピークの半分程度に落ちました。玉木代表は演説終了後、集まった有権者1人1人と握手を交わし、若者らと写真を撮っていました。
玉木代表を前田アナウンサーが直撃取材します。
Qきょうの演説の印象はいかがでしょうか。
「平日なんですけど、(歩道橋の)上でもたくさん聞いていただいて大変な関心と期待を感じることができました」
Qどんなことを差別化して、意識して演説している?
「やっぱり現役世代を重視しているということ、そして中期の経済成長戦略を持っていること。これは他の党と比べて、我が党の特徴だと思う」
有権者の期待をもう一度集めて再び風を起こすことはできるのか?国民民主党にとって正念場の選挙です。