【三足のわらじで挑む 日本維新の会】
「長らくお待たせいたしました。吉村洋文代表の到着です」(アナウンス)
演説会場に走ってあらわれた日本維新の会・吉村洋文代表。大阪府知事、地域政党・大阪維新の会代表、そして日本維新の会代表と三足のわらじを履いた状態での初めての国政選挙です。
「一番負担が大きいのは社会保険料。これを下げる改革をやらさせてもらいたい」「2万円現金をばらまく政治より、社会保険料を下げる政治をしましょうよ」(日本維新の会・吉村洋文代表)
多くの聴衆が集まっていて、年齢層を見ていくと、比較的、現役世代の方が多い印象。中でも女性が多い印象があります。
地元・関西では圧倒的な知名度を誇る維新。参院選で看板政策に掲げたのは『社会保障改革』でした。医療費を4兆円以上削減し、1人あたりの社会保険料を年間で6万円引き下げることを公約に掲げています。さらに訴えるのはこれまでの実績です。
「この尼崎から、ちょっと隣にいったらうめきたがありますけど、ずいぶん緑できれいになりましたね」「維新の会で、あそこの街並みも大きく変わりました。そしたら税収も増えますよね」「我々維新の会は、みなさんと約束したことは実行する、それはやってきました」(日本維新の会・吉村洋文代表)
聴衆に話を聞くと、「吉村さんの熱い演説。ちょっと投票にいってみようかな」と話す女性や、「ばらまきとかじゃなくて税金を下げてくれる政策を重視してみたいなと思いました」と話す男性。
しかし維新は去年の衆院選で、大阪の選挙区で全勝したものの、全体では5議席を失い、先月の都議選に至っては候補者全員が落選してしまいました。
吉村代表のインスタグラムでは、「20万円もひかれてるやん~社会保険料、高すぎるやろ」と、自ら出演するショート動画をSNSで展開するなど発信にも力を入れています。目指すものは…
「選挙のやり方とか、見る媒体が変わってきているので、ただ本質は変えない、そこが重要だと思います。改革で財源を生み出していく、まず自分たちのことからやる、そういったことを徹底してしっかりやっていきたいと思います」(日本維新の会・吉村洋文代表)
参院選で結果を出し、その後の政局でキャスティングボートをにぎることができるのでしょうか。