【党としての生き残りかける 社民党】

「ミサイルより米を、ミサイルよりも暮らしを、ミサイルより平和を」

キャッチーなフレーズを繰り返す社民党の福島みずほ党首。社民党の掲げる公約には、脱原発やジェンダー平等など、リベラル政党らしい政策がずらりと並びます。

「私は土井たか子さんが社会党委員長だったときの、1992年街頭デビュー。土井さんと一緒に神戸を、兵庫県を駆け回りました」(社民党・福島みずほ党首)

当時の社会党・土井たか子委員長は、「政治を変えようという雰囲気が動いてきた。山は動いてきた」。かつて、「マドンナ旋風」を巻き起こした社会党。1989年の参院選では野党第一党として歴史的な大勝をおさめました。その流れをくむのが社民党です。

しかし今は国会議員がわずか3人。党の存続が危ぶまれる崖っぷちに立たされています。

有権者は「なくなったらダメな政党とずっと思っています。戦争反対を掲げているのは、ずっと貫いてほしいです」と話していました。生き残りをかけた戦いに、福島みずほ党首はこう話します。

「戦争にも差別・排外主義にも反対。あらゆる差別をなくしていく、それをガンガンガン主張できる政党だと思っています」「憲法がやっぱり生かされる社会でなくちゃ、と思っているので社民党は崖っぷちですが、時代が、社会が崖っぷちだと思って頑張ります」(社民党・福島みずほ党首)