江崎グリコが「ポッキー」など20品目、約600万個を自主回収すると発表しました。

 江崎グリコによりますと、消費者から10月中旬に『冬のくちどけポッキー』の味が「いつもと違う」と指摘があったということです。

▼原因はカカオ豆の保管状況 香辛料の香りが移る

 その後、同様の指摘が複数寄せられたことから調査を始めたところ、チョコレート製品の主原料であるカカオ豆が、外部の物流倉庫で約8か月間にわたり、本来置くべきではない香辛料と同じ空間で保管されていたことが判明。この香辛料の香りがカカオ豆に移ってしまったとみられることが原因と分かったということです。香辛料はクミンとクローブの2種類で、いまのところ健康に関わる被害報告はないということです。

 一方で、江崎グリコは本来の風味が損なわれることから、『ポッキー』を始めとする20品目、約600万個を8日から自主回収することを決めました。江崎グリコは「再発防止のため、倉庫保管ルールや検査体制の見直し、品質管理の徹底を図ります」としています。