「道の駅 くるくるなると」食でアピール!地元農家は販路拡大

 次に、関西の人たちからも人気で、地元経済にも大きく貢献している「道の駅」2か所を紹介。まずは、お昼時は渋滞ができるほど人気の、2022年にオープンした「道の駅 くるくるなると」。大阪市内から車で約1時間40分、徳島県鳴門市にある道の駅です。

 並んでも食べたいここだけの名物が、総重量2kgの「くるくる大渦 海鮮絶景丼」(4~5人前で税込み5800円)。量よし・味よし・見た目よし、そのインパクトからSNSで多くの人が宣伝してくれるため、多い時には1日10個が出るという人気メニューです。

 (客)「いっぱい(SNSで)オススメに上がってきたので、ここは絶対行きたいみたいな」

 もちろん、特産のサツマイモ・鳴門金時を使ったスイーツもあります。サクサクのメレンゲの上に、鳴門金時のクリームがたっぷりのった「絞りたて鳴門金時のモンブラン」は税込み680円です。
 
 (記者リポート)「鳴門金時の優しい甘さと、クリームがなめらかですごくおいしいです」

 鳴門金時自体も土産物としてよく売れていて、農家にとって販路の拡大、売り上げアップにつながっているといいます。

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 (鳴門金時の生産者 福井隆生さん)「昔は農協100%だったんですけど、今は農協と(地元の)産直とお土産店で3・3・3みたいな感じでうまく分散できている。これからも末永く、今みたいに繁栄している道の駅を続けてもらいたい」

 道の駅の多くは地元自治体が運営していますが、ここは土産物の開発などを手がける民間企業がプロデュースしていて、そのノウハウをフル活用して鳴門金時を加工した限定商品も充実。

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 (道の駅を運営 シンカ 藤井沙都さん)「私たちの強みである『食』を一緒にかけあわせることで、今までにない道の駅を作り上げることができているのではないかなと感じています」