米「急速利下げ局面」終了、来年は利上げもあり得る?【播摩卓士の経済コラム】

アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が、0.25%の追加利下げを決定しました。根強いインフレを背景に、パウエル議長は「ここから新しい局面に入った」と述べて、今後の利下げ判断は慎重に行う考えを強調しました。アメリカの中央銀行にあたるFRBは、21日、政策金利を0.25%引き下げて、4.25~4.5%にすることを決めました。利下げは3会合連続です。9月以来、合計1%もの急速利下げを行ったことになります。一時9%にまで達したインフ…