アメリカのトランプ大統領は自身がひんぱんに関税政策の方針を変更することについて、「私には調整する権限がある」と話しました。

トランプ大統領
「(関税政策に)『一貫性がない』と言うが、私には調整する権限があるんだ」

トランプ大統領は12日、「関税政策の方針が二転三転する」などと指摘されていることをめぐり、自身に「調整する権限がある」と強調しました。

トランプ氏は、11日にはカナダに対する鉄鋼・アルミニウムの追加関税をめぐり、25%から50%への引き上げを指示しましたが、その後、半日で撤回するなど、関税政策でひんぱんに方針を変更しています。

トランプ氏はそうした方針変更について、「『一貫性がない』とは言わない。『柔軟性がある』と言うんだ」と話しました。

また、トランプ氏はEUがアメリカの鉄鋼・アルミニウム関税に対する報復関税を課すと発表したことをめぐり、さらなる報復措置をとる考えを示しました。