アメリカのトランプ政権は現地時間12日から輸入する鉄鋼とアルミニウムに25%の追加関税を課す措置を開始し、日本も対象となります。

トランプ大統領は先月、アメリカが輸入する鉄鋼とアルミニウムに25%の追加関税を課すことを決めていて、日本時間のきょう午後1時から発効する予定です。日本も対象となります。

また、カナダに対しては、オンタリオ州がアメリカに送る電気に「輸出税」をかけるとしたことへの報復措置として、鉄鋼・アルミへの関税を2倍の50%に引き上げる構えを見せましたが、「輸出税」の停止が決まり、撤回しました。

トランプ政権の関税政策はアメリカ経済の先行き不安につながっていて、11日のニューヨーク株式市場ではダウ平均株価が一時、700ドル以上値下がりしました。

こうした中、ホワイトハウスのレビット報道官は日本のコメに対する関税を批判しました。

ホワイトハウス レビット報道官
「日本はコメに700%の関税を課している」

日本は輸入するコメに一定の無関税枠を設けたうえで、1キログラム当たり341円の関税を課していて、関税率700%という発言の根拠は明らかではありませんが、今後、コメの関税が問題視される可能性があります。