今年は「7万回超」のゲリラ雷雨が発生!?
それでも、事前にゲリラ雷雨の情報をキャッチするべく、さまざまな技術が発展してきています。
まず、民間の気象会社「ウェザーニューズ」では、今年の7月~9月(92日間)に、全国で「7万8270回」のゲリラ雷雨が発生すると予想しています。近畿6府県では以下のような予測です。
大阪:440回
兵庫:1780回
京都:1140回
奈良:1180回
和歌山:1120回
滋賀:870回
例えば京都の数字を見ると、92日間で1140回降るということは、1日に約12回、京都のどこかでゲリラ雷雨が発生する計算です。数年前と比べても増加傾向です。
ウェザーニューズは長期的な予測だけではなく、カミナリ雲の接近情報などを迅速に伝えるために、AI技術も導入しています。全国に2500台のライブカメラを設置し、その映像をAIに解析させ、カミナリ雲の発生や接近を自動で判定しているのです。従来は全て人の目で監視して伝えていたということですが、AI導入により、いち早くカミナリ雲の動きを伝えることができるようになっています。