経済の専門家が見た「実現させやすい政策は・・」

――さて5人の物価高対策を経済の専門家はどう見たんでしょうか。第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは、「全員主張は一長一短、メリットもデメリットも両方あります」ということでした。大別すると、「賃上げしましょう」という主張が、(志向が強い順に)小泉さん、林さん、茂木さん。「減税しましょう」という主張が(志向が強い順に)高市さん、小林さんにわかれます。熊野さんの見立てですと、実現時、効果が最も高いのは賃上げの方が恩恵が大きいということで、小泉さんの案ではないかということです。一方で実現させやすいのはというのは小林さんの案だということです。所得税の定率減税は、「景気を上げるよりは確実だが、調整に時間を要する可能性もあります」ということです。
武田氏)何を言ってもできないんです。それが少数与党の悲哀です。本当はその意味では消費税です。野党と話ができるのも消費税って言えばいいんだけど、消費税って言うと、今度は自民党内がまとまらない。消費税ジレンマがあって、みんな悩んで悩んで、主張しているんです。
きょう演説があったんですけど、高市さんはちょっとエッジの効いた尖ったことを言っていて、奈良の鹿を蹴ってる連中、鳥居にぶら下がってる外国人とか、そういう不法な外国人は摘発しなきゃいけないとか言ってみたりして、高市さんの今後の尖り具合が総裁選の面白さを左右しそうです。