「明治のラストサムライ」305人 東北に残した足跡

宮城県仙台市の寺に「鹿児島出身の人たちの昔の墓がある」と仙台出身の方から聞いたのは数年前のことだ。

「ああ、戊辰戦争で現地で戦死された方ですかね」とあいづちをうったら、「いやいや、確か明治に入ってしばらくしてからですよ」と返された。

いったいどんな人たちの墓なのだろうと気になっていたが、東北に行く機会があり、宮城県仙台市の鹿児島県人の墓に向かった。

「伊達政宗」のために創建された寺にあった「墓」

仙台市青葉区、伊達政宗の霊廟である瑞鳳殿へ上る参道の左手に、その寺、瑞鳳寺はあった。1637年、二代藩主・忠宗が政宗の供養のために創建した由緒ある寺だ。

瑞鳳寺 (宮城・仙台市)

木立に囲まれた静かな墓地の一角に、「鹿児島県人七士の墓」と刻まれた石碑と整然と並ぶ7基の墓石があった。