「変われ自民党」や「解党的出直し」を打ち出して行われた今回の総裁選。新たなリーダーに選ばれた高市早苗氏は、どうやって党の立て直しを図るのでしょうか。
高市氏が初の女性総裁に “逆転勝利”の背景に何が
第29代‧自⺠党総裁の座についたのは高市早苗氏。イスの座り心地は。

自民党 高市早苗 新総裁
「パソコン打つとか、そういう作業にはあまり向いていないけど、伝統と格式のある椅子なんだろうなと」
“リコール騒動”の末に前倒しされた総裁選。「変われ自⺠党」をキャッチフレーズに掲げましたが、出馬したのは去年(2024年)と同じ顔ぶれ。国会議員票と党員票が同数の計590票で争われた1回目。
小林鷹之氏:(議員票)44票
茂木敏充氏:(議員票)34票
30票前後とみられていた小林氏と茂木氏の議員票が上積みされた状況。ここに、ある人物の意向が反映されていました。

【1回目】
高市氏:(議員票)64票・(党員票)119票
小泉氏:(議員票)80票・(党員票)84票
林氏:(議員票)72票・(党員票)62票
小林氏:(議員票)44票・(党員票)15票
茂木氏:(議員票)34票・(党員票)15票
結局、1回目は高市氏が党員票で大差を付けてトップに。小泉進次郎氏が2位に付け、両者による決選投票に進みました。
そして...
選管
「高市早苗君、185票。小泉進次郎君、156票であります。高市早苗君をもって、当選者と決しました」

自民党 高市新総裁
「全世代、総力結集で、全員参加で頑張らなきゃ、(自民党は)立て直せませんよ。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて、働いて参ります」
敗れた小泉氏は...

自民党 小泉進次郎氏
「2024年に続き自分の力不足、これにしっかり向き合いたいと思います」
小泉氏が優勢という事前予想が相次いだ中での、高市氏の勝利。その背景には何があったのでしょうか。