きのう、新しい自民党の総裁に選ばれた高市早苗氏は、「全世代総力結集で取り組む」と、党の再生に意欲を見せました。

高市早苗 自民党新総裁
「全員活躍。そして全世代総力結集。こういった形で、みんなで力を合わせて取り組んでいく自民党にしたいと考えております」

自民党の第29代総裁に選ばれた高市氏は、就任後の会見で、「“信頼できる政党”と感じてもらえるような党運営をおこないたい」などと党の再生に意欲を見せました。

そして、党役員の人事について、「来週前半の早い時期に固めたい」と話した上で、派閥の裏金問題については、「人事には影響ない。適材適所で仕事をしていただく」と話し、関わった議員も登用する考えを示しています。

また、焦点となっている幹事長人事については。

高市早苗 自民党新総裁
「(幹事長人事について)各党としっかりお話ができる方、そして自民党全体を見渡せる方がいいなと思います」

高市氏は、総裁選の決選投票で高市氏の国会議員票積み上げに尽力した麻生最高顧問と面会したほか、就任会見の後、都内のホテルで選対本部長を務めた中曽根元外務大臣ら近しい議員らと懇談するなどして検討を進めています。

連立政権の枠組みの拡大については、「自公連立が基本中の基本だ」と強調した上で、憲法改正や外交政策など「基本的な考え方の合う政党とそういう形が作れると嬉しい」と意欲を示しています。

高市氏は今月15日召集予定の臨時国会で、女性初の内閣総理大臣に指名される見通しです。