【“脱・オールド政党”なるか 日本共産党】

「滋賀県JR石山駅前に来ています。このあと5分ほどで共産党の田村委員長がこの場所で演説を行う予定なんですが、すでに聴衆が集まっています。比較的年齢層が高い方が多いなという印象です」(前田アナ)

ラストサンデーの13日に関西で応援演説を行った日本共産党の田村智子委員長。

「私たちは消費税全部5%に減税する。もうかっている大企業や超富裕層、こういう皆さんへの減税、税金のおまけ、これをやめれば税収を減らすことなく消費税5%減税できるんです」(日本共産党・田村智子委員長)

今ある政党で最も古く、100年を超える歴史がある日本共産党。食料品に限らず、全ての消費税を5%に減税、そして廃止を目指すと公約に掲げています。

「私たち裏金も暴いて、自民党・公明党を少数に追い込むことができましたよね。そのことで政治は確かに変わってきています」(日本共産党・田村智子委員長)

機関誌「しんぶん赤旗」は、自民党の裏金事件をスクープするなど、存在感を示しています。その一方で読者数は年々減少。さらに党員数もピーク時から約半減し、現在は25万人程度と低迷しています。

こうした中、党勢の回復に向けて乗り出したのが、若者をターゲットにしたSNS発信の強化です。

<共産党公式YouTubeチャンネルより>
「低迷する経済、混迷する現在、富裕層大企業優遇する原罪」

今の政治への皮肉が込められたラップソングも制作しています。

この日の演説会場でも…

「この街頭演説会の模様を動画に撮ってどんどん拡散してください」(日本共産党・田村智子委員長)

Q動画を撮って拡散してくださいと呼びかけていたが?)
「(去年の)総選挙でSNSが立ち遅れたという反省があります。党員の方々は年齢層は高かったとしてもいらっしゃるわけです。そういう皆さんにもどんどんSNSを活用してもらって広げる力にしていこうと。連帯の力で世の中を変えるというのが私たちの一番の立場ですね」(日本共産党・田村智子委員長)

スタイルを貫きつつ、選挙戦で「バズる」ことはできるのでしょうか。