「あっという間の3時間」十三~枚方…淀川でニホンウナギを学ぶ


大阪市漁協・畑中啓吾さん

 初日の淀川でのエクスカーションには、北海道から九州まで全国から約60人が参加。十三(じゅうそう)の船着き場から枚方(ひらかた)まで、淀川を船でゆったりと遡上しながら、海と川を回遊する象徴的なニホンウナギの生き方を通じて森・川・海のつながりを学ぶ体験が行われました。

 漁師、学者、行政、業界連合会など多様な分野の専門家が船上で講義を行い、淀川でとれたニホンウナギを見たり、かつて淀川で盛んだった舟運(しゅううん)の歴史や、生態系の循環について語り合いました。



石井実大阪府立大学名誉教授/大阪府立環境農林水産総合研究所理事長

搭乗者に海と山の循環について講義する 田中克京都大学名誉教
 また、淀川だけではなく、ドローンを使った利根川の災害時の物資輸送プロジェクトや、たこ焼きを食べながら地球の生物多様性について考えるユニークな講義もあって、参加者からは「3時間があっという間だった」という感想も聞かれました。