「このままでは、地球がもたない」――。気候変動や生物多様性の危機が問題とされる中、全国の環境の専門家や市民が琵琶湖と淀川に集まり、「水と命のつながり」を体感するエクスカーションや、分科会を通して、地球の未来への行動を語り合いました。船に乗って巨大な水門(閘門)を超える旅の中で見えた“地球沸騰”時代の課題と希望とは。
「小さなアクションの積み重ねが地球全体を変える」
「地球環境を考え、元に戻そう」――。そんな思いが込められた全国大会が、6月28日と29日の2日間、滋賀県の琵琶湖と大阪の淀川を舞台に初めて開催されました。
この大会は「いのち・ちきゅう・みらいプロジェクト」が、環境省、「三千年の未来会議」と共催するもので、地球温暖化や生物多様性の崩壊といったグローバルな問題を、それぞれの地域で“自分ごと”として捉え、行動につなげていくことを目的にした「Glocal SDGs全国大会」で、今回は第一回となります。
「グローカル」とは、“グローバル”と“ローカル”を組み合わせた言葉。主催者は「地域の小さなアクションの積み重ねが、地球全体を変える力になる」と語ります。