トランプ大統領「医薬品への関税は250%に」 来週にも具体的内容を発表

アメリカのトランプ大統領は5日、輸入する医薬品に対して、最終的に250%の関税を課す考えを示しました。当初は低い関税を課し、1年から1年半の間に段階的に250%まで引き上げていくとしていて、「我々は国内で医薬品が作られることを望んでいる」と強調しました。トランプ氏は来週にも医薬品関税の具体的な内容を発表するとしています。また、半導体に対する関税も来週にも発表する予定だと説明しました。
“トランプ関税”をめぐるニュース一覧です
アメリカのトランプ大統領は5日、輸入する医薬品に対して、最終的に250%の関税を課す考えを示しました。当初は低い関税を課し、1年から1年半の間に段階的に250%まで引き上げていくとしていて、「我々は国内で医薬品が作られることを望んでいる」と強調しました。トランプ氏は来週にも医薬品関税の具体的な内容を発表するとしています。また、半導体に対する関税も来週にも発表する予定だと説明しました。
自動車関税の早期引き下げなどを求めるため、赤沢大臣は9回目の訪米へ出発しました。赤沢亮正 経済再生担当大臣「米国では特に自動車、自動車部品関税の早期引き下げに向けた働きかけを行う予定」日米両政府は先月、自動車関税を15%に引き下げることで合意しましたが、アメリカ側は開始時期を示しておらず、今も27.5%の関税がかかりつづけています。赤沢大臣は「1時間に1億円ずつ損失が出ている企業もある」として、早期の引き…
日本銀行の6月の金融政策決定会合で、複数の委員がアメリカの関税の影響が穏当なら「利上げプロセスを再開する」との見方を示していたことがわかりました。日銀は6月の金融政策決定会合では、0.5%の政策金利の維持を全員一致で決めました。トランプ関税の影響を見極めたいとして利上げを見送った形です。ただ、5日公開された議事要旨によりますと、複数の委員から「通商問題が穏当なかたちで推移する見通しになってくれば、利上…
国会では参議院・予算委員会が開かれ、先月の参議院選挙で躍進した参政党の神谷代表が初めて質問に立っています。国会記者会館から中継です。参議院選挙で大幅に議席を増やし、あらたに会派を結成したことで参政党にも質問の機会が与えられるなど、参院選の結果の影響がここでも見られています。神谷代表は先ほどから、はじめて予算委員会の質問に立っていますが、▼日米関税交渉や、▼トランプ政権との関係、さらに、▼参院選で…
国会では参議院・予算委員会が開かれ、先月の参議院選挙で躍進した参政党の神谷代表が初めて質問に立ち、アメリカのトランプ大統領は「踏み絵を関税でやっているように見える」などと話し、日米関係のあり方などについて石破総理に質問しました。参政党 神谷宗幣代表「トランプ大統領としては、どれだけ今の共和党政権が進めていく政策を足並みを揃えて一緒にやってくれるのかというところの踏み絵を関税でやっているように見え…
今月7日から発動される相互関税をめぐって日米両政府の認識の“食い違い”が指摘されるなか、赤沢大臣はきょう夕方、9回目となる訪米へ出発します。アメリカの相互関税をめぐっては、先月31日にトランプ氏が大統領令に署名し、日本に対しては今月7日から15%が課せられます。この相互関税について、日本側は、▼15%未満の品目は15%に、▼15%以上の品目は据え置かれ、現行の税率に15%上乗せされることはないとしています。一方、ア…