日本銀行岡山支店は岡山県内の景気について、自動車関連で回復しているなどとして「緩やかな回復を続けている」という判断をすえ置きました。

日銀岡山支店が発表した金融経済月報によりますと、岡山県内の「個人消費」は物価上昇などの影響を受けつつ、「底堅く推移している」としています。製造業の生産は、「化学」で中国経済の回復ペースが鈍化し、低調な生産が続いているものの、「輸送用機械」は回復していて、全体では「持ち直している」ということです。

こうしたことから県内の景気は「緩やかな回復を続けている」という判断をすえ置きました。一方、アメリカの関税政策に対しては…。

(日本銀行岡山支店 石崎寛憲支店長)
「関税の水準が15%で着地したとはいえ、以前と比べて高い水準にあることへの影響等を懸念する声も指摘されている」

石崎支店長はこのように述べ、引き続き、通商政策の今後の展開が岡山の経済に与える影響を注視したいとしています。