自民党の“総裁選前倒し”をめぐり、岩屋外務大臣はきょう、「日本が厳しい状況の中で、自民党には政治を前に進める責任がある」として、改めて石破総理の続投を支持する考えを示しました。

自民党の“総裁選前倒し”をめぐっては、一部のベテラン議員から実施を求める声があがるなど、党内で対立が激しさを増しています。

これについて岩屋大臣は、「総裁選を行ったとしても、少数与党という現状に変わりはない」と述べ、“総裁選前倒し”による政治空白は避けるべきとの考えを示しました。

岩屋外務大臣
「日本は国難とも言うべき状況の中にあって、まさに内外に難題が山積しているわけですね。政治に求められているのは、それらの課題と格闘し、答えを出していくっていうことだと思います」

岩屋大臣はこのように述べたうえで、「第一党として政治を前に進める責任を果たしていくことが自民党には求められている」と強調しました。

また、アメリカのトランプ大統領は4日、自動車などの追加関税を引き下げる大統領令に署名しましたが、依然として日本経済に与える影響は大きいことから、遅滞なく国内対策にあたることが重要だとしています。