地域での支え合い 母校の後輩によるボランティア
12月と1月、本来は受験生が並んで勉強している様子が見られるスペースでも、辺りには物が散乱していました。
校舎の4階には、親が仕事や復旧作業に当たる間、子どもを見守る専用の部屋も設けられていました。珠洲市のNPO団体が運営していて、この日子どもたちと過ごしていたのは、ボランティアで参加した飯田高校の後輩たちでした。
飯田高校1年 宮元晴一郎さん(16)
「自分自身もこういう体験をあんまりしたことなくて、だいぶストレスとかもあって。子どもたちもあると思うんですよストレスとか。それで自分がどうやったら軽減できるかと思って、やってみたら子どもたちも自分もストレス軽減されたんで、良かったです」

変わらない懐かしい景色の一方でそこに残った生々しい地震の爪痕。
学校再開の見込みは立つはずもありません。