Jリーグは来年2月~6月にかけて「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」を開催します。これまでのリーグ戦とは違う4か月間だけの「特別大会」です。12月19日には対戦カードが発表されましたが、「実はよくわからない…」という人は、ぜひこの記事を読んで、スタジアムに足を運んでみてはいかがでしょうか。

Jリーグはこれまで「2月開幕~12月閉幕」の日程で行われていましたが、2026年から「8月開幕~翌年5月閉幕」の日程で行われます。シーズンの開催時期を“移行”する形になりますが、これは、「夏開幕~翌年春閉幕」のヨーロッパやアジアのリーグと日程を合わせることや、夏の猛暑下での試合を減らすことなどを目的としています。

日程を“移行”、背景には選手の「移籍」事情

なぜ、海外リーグと開催日程を合わせる必要があるのか。その背景にあるのは、選手の「移籍」です。

世界的に見ると、選手や監督の「移籍市場」は、サッカーが盛んなヨーロッパのオフシーズンである「夏」に規模が大きくなります。

その欧州リーグのオフシーズンと時期を合わせることで、移籍先の海外クラブから日本のクラブに支払われる「移籍金」が増加したり、シーズン中に有力選手が海外へ移籍しクラブに影響を与えたりすることを防ぐ効果が期待されます。

さて、日程の移行に伴って、本来Jリーグのシーズン中だった来年2月~6月は、試合が開催されない“空白期間”となってしまいます。そこで行われるのが、特別大会の「百年構想リーグ」です。