「基幹設備に問題が起きた可能性」二重化など対策されているが…

 119番通報の仕組みを確認します。火事や救急の際に119番通報をすると、大阪の場合、大阪市消防局の指令情報センターにつながります。

 そして、その指令情報センターは、住所が特定でき、ある程度の現場状況が分かった時点で、現場に一番近い消防車・救急車に指令を行います。

 NTT西日本の担当者によると、今回障害があったエリアでは緊急通報の“受け側”はNTTの回線を使っていたということです。

 これについて、早稲田大学・内田真人教授は「今回はアクセス回線ではなく、地域を束ねる『基幹設備』に問題が起きた可能性。重要設備は二重化など対策がされているが…」と指摘しています。