きっかけは妻の父親の死
始めたのは15年前。小山さんの妻の父親が亡くなった時、髪を整えたことがきっかけでした。
(小山辰己さん)「髪の毛が伸びていたから切ってあげたいと思って。(元気なときの)丸坊主に切ってあげた。女房もきょうだいもみんな喜んでくれて、これはいいなと思った」

理容室の仕事と並行して活動をスタート。人手が足りず、8年後には娘の美寿々さんも加わりましたが、最初は戸惑いもあったと言います。
(小山さんの娘 美寿々さん)
「この仕事をさせてもらうまでは、亡くなられた方をさわるというのは想像もしていなかったので、やっぱり『怖い』というのが最初にありました」

「『頭を持ってほしい』と言われた。『はい』と言って持った。その時に(気持ちが)変わった」
現在従業員は母親を含む12人に。愛知、静岡など全国5か所に支店が広がり、年間1000件以上の依頼が入っています。