サーフタウン構想で地域の活性化へ

サーフィンの後、加藤さんが向かったのは建築中の新たな我が家。往復4時間が惜しくて移住を決めたのです。
(加藤正光さん)
「見に来て『ここ』って妻が。『ここいいじゃん、ここ』って」

海までは歩いて5分。すぐそばには展望台もあります。
(加藤正光さん)
「たまらないですよ、これが庭だと思うと」
加藤さんが家を購入したのは、地元・田原市が開発を進める「サーフタウン」。

人口減少が続く田原市が、外から移住者を呼び込むために9年前に始めたプロジェクトです。
(田原市 山下政良市長)
「海を利用した何か活性化に役立てられるものがないかということで、サーフィンや釣りをここでやってもらおう。そんな簡単なことがスタートだった」

田原市が進める「サーフタウン構想」に基づき分譲が始まった住宅地「LaSea-THE SURFTOWN TAHARA-」は、白を基調としたカリフォルニア風で全25戸。津波対策として、海抜28m~33mの高台に作られています。「サーフィンの街」として地元の活性化を目指します。
(田原市 山下政良市長)
「渥美半島は三方を海に囲まれているので、海を介して人生を楽しんでもらう。それで楽しんでもらって『住みたいな』という気持ちになってもらえたら非常に嬉しい」