「波と共に生きる」、サーファーにとって理想の暮らしが、そこにはあります。人口減少に悩む自治体が打ち出した「サーフィン移住」。海辺に移り住む人々に密着です。

愛知県田原市は全国屈指のサーフスポット

愛知県の形をカンガルーに見立てると、後ろ脚の部分にあたる渥美半島の田原市。年間を通じて温暖で、全国屈指の生産量を誇る農業の街ですが、もう一つの顔も。

それは全国屈指のサーフスポット。渥美半島の南側は全面、太平洋の外海に面しているため、年間を通じて程よい波が打ち寄せ、来年のアジア大会でもサーフィンの競技会場になる予定です。

取材した2024年10月、この日もサーフィンの大会が開かれ、全国からサーファーが集まっていました。

(サーファー:10代女性)
「湘南から。(田原の海は)波がでかい、乗りやすかったです」
(サーファー: 50代男性)
「僕、三重なんですけど、いつもここのホームで入ってるんですよ。(来るのに)2時間ぐらいですかね。どっぷりサーフィンにつかっちゃって、楽しくてしょうがないです」
(サーファー:70代男性)
「毎週来ています。こっちにある民家を借りて、友達6人で借りてるから楽しい週末を送っている」