民主党から少数で結党した国民民主党 分裂した立憲民主党とは共闘難しい

 国民民主党の歴史をたどると、もとにあったのは民主党です。2009年から12年政権を担った民主党が下野した後、民進党に名前が変わりその後、国民民主党と立憲民主党に分離します。その後、現在の形の国民民主党(2020年結党時15人)と立憲民主党(2020結党時149人)となりました。
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 党の関係について、ジャーナリストの武田一顕さんによりますと、自民党と共産党が対極の位置付けになっていて、立憲民主党は共産党と共闘することはあります。国民民主党は共産党と手を組むことはありません。そこで立憲民主党と国民民主党が意見の違いが生じていて、立憲民主党と国民民主党が手を組むことは難しいということです。

 日本維新の会も共産党と手を組むことはないため、国民民主党と似ている部分はありますが、日本維新の会は基本方針として節約を表明していて「小さい政府」だといい、使うところには使うという国民民主党との違いが出ています。自民党は国民民主党と日本維新の会のどちらに手を伸ばすのか、というところですが、今回の選挙で議席を伸ばした国民民主党と“手を組みたい”と信号を送っている状態だということです。