交流サロンにがん経験者や家族などが参加…
月に1度開かれている交流サロンを取材しました。
闘病中の人やその家族。そしてがんを克服した人など、さまざまな経験を重ねてきた人たちが参加し、悩みや不安、日々の思いを語り合います。

この日の進行役は佐々郁夫(さっさいくお)さん。父親をがんで亡くし、自身も血液のがん悪性リンパ腫を患いました。5年間の闘病生活の末、寛解(かんかい)、遺族として患者として2つの苦しみを経験しました。

ピアサポーター 佐々郁夫さん:「私の経験ですね。ひとりではないというのを伝えたいです。(がんに)なられた方はすごく孤独感を味わわれると思うんですよ。私もそうでした」

月1回のサロンには医療関係者や相談員は参加せず、個別の診断や治療などは口外しないのがルール。話題は雑談に始まり、当事者だからこそわかり合える体験談や相談事が中心です。