立山観光の宿泊拠点、ホテル立山が2026年8月31日をもって宿泊サービスを終了するのを前に、10月から新たなツアーを開催します。9日は一足早く報道陣に公開されました。

立山駅から立山黒部アルペンルートで約1時間。国内外からの観光客が集まる室堂。
標高2450メートルにある「ホテル立山」が2026年8月31日をもって宿泊サービスを終了します。
ホテルを運営する立山貫光ターミナルは”クロージング特別企画”として貴重なホテルの建築を知ることができるツアーを開催します。

9日は一足早く報道陣に公開され、建築史にくわしい大阪公立大学の倉方俊輔教授が、建築物としての素晴らしさや設計者の思いを説明しました。
設計を担ったのは東京五輪の駒沢陸上競技場などを設計した村田政真氏です。
建築史家 倉方俊輔教授
「従来の建築らしく建築を作るんじゃなくて、新しくこういう形、空間、構造だったらいいんじゃないっていうので、結果的に斬新な形になったりするのがモダニズム。だからこの建物はモダニズムの、まさに中核的な世代の村田政真が、いわゆるモダニズムの最後の時期の傑作として作った」