工作機械の卸業を手がける堀田商会は、8月26日までに富山地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが帝国データバンクの調べでわかりました。負債総額は約6000万円とみられています。

帝国データバンクによりますと、堀田商会は2001年8月に設立された工作機械卸業者で、代表者と従業員1名による運営体制でした。

富山県内をはじめ北陸、信越地区を営業エリアとして、各種工作機械や金型、工具類などを取り扱い、金型製造業者や金属プレス加工業者などに販路を構築していました。

ピーク時の2008年7月期には売上高で約3億1000万円を計上していましたが、同業者との競合激化による受注の減少などにより業容は縮小。2024年7月期の売上高は約1億円にまで減少していました。

また、代表者の高齢化に加え、後継者不在の状況から事業継続の見通しが立たなくなったことも、今回の破産申請の背景となっています。