アメリカのユナイテッド航空の飛行機が関西空港に緊急着陸したことを受けて、14日、国の運輸安全委員会による機体の調査が行われています。

 12日午後7時すぎ、飛行中に機内の貨物室で出火を示す警告が出たためアメリカのユナイテッド航空の飛行機が関西空港に緊急着陸し乗客乗員142人全員が脱出、5人が軽いけがをしました。

 消防によりますと、機体を調べた結果「貨物室からの出火はなかった」ということですが、国の運輸安全委員会は事故につながりかねない「重大インシデント」と認定し、13日から現地調査を開始。

 14日は午前10時ごろから貨物室を中心に機体の立ち入り調査を行い、警報器の誤作動の可能性も含め、警報器の履歴などを調べています。また、フライトレコーダーについては14日に回収することにしています。

 調査は15日まで行われます。