パチンコホールを運営している「日本」が9月4日、東京地裁より破産手続きの開始決定を受けたことが帝国データバンクの調べでわかりました。負債総額は約3億9000万円にのぼります。

株式会社「日本」は1968年(昭和43年)6月に創業し、1973年7月に法人改組されたパチンコホール運営業者です。

県内を商圏として「滑川店」「黒部店」「小杉店」「上市店」の4店舗でパチンコホールおよびパチスロホールを営業していました。最盛期の1985年6月期には売上高約67億円を計上していました。

しかし近年は近隣同業者との競合激化や法改正の影響を受け、来店客の減少が続いていました。1997年(平成9年)4月までに黒部店、小杉店、上市店の3店舗を閉鎖していました。

その後も売上は減少傾向が続き、2024年6月期の年売上高は、約4億8000万円まで落ち込んでいました。

採算確保に苦戦を強いられ、赤字決算が続いたことで資金繰りがひっ迫し、事業継続の見通しが立たなくなったため、8月20日までに事業を停止していました。