沖縄県の玉城知事は7月28日の会見で保育所で感染者と接触した園児について症状がなければPCR検査の結果が出ていなくても登園を可能とする方向で調整を進めていると発表しました。園の職員や保護者はこの方針をどう捉えているのでしょうか。

県はこれまで保育園で感染者が出た場合、クラス単位でPCR検査を実施し、結果が出るまでの間は自宅などで待機するよう求めていましたが来週からは方針を緩和し症状がなかった場合結果が出ていなくても、登園を可能とする方向で調整をしています。
この方針を受けて、保育園に子どもを預ける保護者はー。
保護者の男性
「(変更は)助かりますね、だいぶ助かります。下の子がいま濃厚接触者で奥さんが休んでくれているから助かっていますけど。これが続いたら大変なので」
保護者の男性
「僕は(園に)行かせたくないですね、コロナにかかって来そうで。大人がかかったほうが仕事だったり大変なので」
保護者の女性
「家庭保育をしなくなるという意味では助かるが、無症状とはいえ感染させたり、うつったりしないかは不安です」
また保育園に務める職員はー
保育士の男性
「陽性者が園内で出た場合、感染拡大につながるのではないかという不安視する声も28日の夕方から29日にかけて上がったのは事実です。ただ一方では、保護者の方々に限りある休みを使って頂いて、そこに対する配慮もなかなか出来ない所も事実です」
保育士の女性
「現場としては感染対策の徹底。毎日おもちゃを使うので、その都度消毒したり、子どもの触れるところは消毒したり、子どもの体調変化、咳・熱というのはこまめにチェックしていきたいと思う」
保護者や保育士からは方針の緩和を歓迎する声や不安視する声が聞かれました。