沖縄本島の広範囲で24日から断水が発生するおそれが出ている問題で、各地に影響が出始めています。

那覇市に隣接する南風原町のスーパー「ユニオン津嘉山店」では、断水のおそれがあるとのニュースが出た後の20分~30分ほどで棚に並んでいた水が売り切れたといいます。


▼ユニオン津嘉山店・照屋孝店長「普段こちらの下段の方にはケースで、中段ではバラして販売しているんですけど、もう完売して商品ない状態になっています。停電は意外とあるんですけど、断水って最近なかったので、ちょっと私たちもどういう風に準備していけばいいか決めかねている感じなので、今のところ様子見になるかなと思います」

八重瀬町のコインランドリーでは、まだ断水はしていないものの、洗濯の途中で水が止まると困るため乾燥機を使用する客のみを受け入れて営業しています。


▼那覇空港の館内アナウンス「沖縄本島内の一部で断水が行われる可能性があります。トイレは通常通りご利用いただけますが、手を洗う際は節水にご協力ください」

那覇空港では館内放送で利用者に対して本島内で断水する恐れがあることや、館内での節水を呼びかけました。

▼兵庫県からの観光客「不安です。お風呂とかね、暑いんで汗かくのがねちょっと心配ですけど」

また、沖縄都市モノレールでは那覇空港駅から奥武山公園駅の間など、合わせて8つの駅でトイレが利用できなくなっています。

豊見城市に家庭では断水に備えて浴槽に水を溜めるなど対策を行っていました。

▼豊見城市に住む男性「こんな感じでお風呂溜めているんですけど。ニュースでさっきやっていたのですぐ溜めないとトイレが流れないと困るので」

家族5人で暮らし、生後7か月の赤ちゃんもいることから、影響が長引くことに不安を感じています。


▼豊見城市に住む男性「大変ですね。お風呂もありますしミルクを作ったりとか。食事もちょうど離乳食が始まっているので。1~2日だといいんですけどこれが2~3日以上になってくると平日にもなるので大変」

全域で断水が見込まれているうるま市の「うるマルシェ」。1日におよそ100リットルの水を使う鮮魚コーナーでは、断水になると営業ができなくなると懸念する声が聞かれました。

うるマルシェでは貯水タンクを備えているものの、25日以降断水が続く場合は、水を使用する部門の営業を休止せざるを得ないといいます。