高校ラグビー3大タイトルのうちの一つ、「第13回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会」が開幕。開会式での初出場・松本国際(長野)齋藤弥緑選手の「全国の舞台でプレーできる喜びを胸に、すべての皆様の心を動かす大会になるように」と誓った力強い選手宣誓の後、7月22日(水)には参加48チームが、各組3チームずつの16のプールに分かれて予選リーグが行われました。

大会連覇を狙う国学院栃木(栃木)、選抜大会に続く2冠・大会最多の4度目の優勝を狙う東福岡(福岡)、桐蔭学園(神奈川)といった歴代の優勝校が盤石の強さをみせて1位通過を決める中で、初出場で見事に予選リーグ1位通過を果たしたのが日向(宮崎)です。宮崎県予選で11大会連続出場中だった高鍋を破った実力を発揮します。

大会初戦となった日本航空石川(石川)戦では、序盤こそ常連校の勢いに押し込まれて先制を許しますが、前半を7失点でしのぐと後半に一気に逆襲します。開始直後に相手ボールを奪った後の素早い攻撃から同点につながるトライに結びつけると、3分には全員が連動した鮮やかな攻撃から主将の園田将大選手が勝ち越しのトライ、さらに5分には、鋭いタックルのあと一人一人が判断よくボールをつないで右中間にトライ。日本航空石川を21対12で振り切り、初戦勝利を飾りました。

2試合目の佐野日大(栃木)戦では、試合開始から相手を圧倒します。キックオフからの最初の攻撃でノーホイッスルトライに結びつけると、前半だけで4トライ、後半にも3つのトライを加えて45対12で圧勝。見事に初出場で予選リーグ1位突破を果たしました。

予選リーグの中で激闘だったのは、昨年度の大会準優勝校で、この大会でも優勝候補の一角に挙げられていた大分東明(大分)と茗溪学園(茨城)の対戦です。ともに富山第一(富山)に圧勝して迎えた一戦は、前半から一進一退の白熱の展開となります。

開始3分、茗溪学園が持ち味のグラウンドを広く使うラグビーで先制のトライを奪いますが、大分東明も逆襲、得意とする力強い縦突破から展開でトライに結びつけて5対5の同点に追いつきます。その後は、両チーム粘り強いディフェンスで得点を許さず、試合は後半に突入します。

そして後半4分、茗溪学園は大きくボールを動かしてチャンスをつくると、主将の奥田創選手が細かなステップでタックルのタイミングをずらしながら左中間にトライ。10対5とついに勝ち越しました。その後の大分東明の反撃を全員が高い集中力でしのぎ切った茗溪学園、難敵を下してグループリーグ1位突破です。

そのほか、仙台育英(宮城)、石見智翠館(島根)、中部大春日丘(愛知)が同居したプールJでは、3チームが1勝1敗で並ぶ大混戦の結果、得失点差で仙台育英が1位通過をはたしました。早稲田実業(東京)、京都工学院(京都)、松山聖陵(愛媛)の実力校が同居したプールIでは、早稲田実業が2連勝でグループリーグ1位通過を果たしています。

予選リーグ各プールの順位:は以下のとおり。

A 1位:佐賀工、2位:聖光学院、3位:米子工
B 1位:昌平、2位:近大和歌山、3位:倉敷
C 1位:天理、2位:読谷、3位:桐生第一
D 1位:桐蔭学園、2位:朝明、3位:坂出第一
E 1位:大阪桐蔭、2位:尾道、3位:黒沢尻北
F 1位:山梨学院、2位:土佐塾、3位:光泉カトリック
G 1位:城東、2位:開志国際、3位:秋田工         
H 1位:日向、2位:日本航空石川、3位:佐野日大
I 1位:早稲田実、2位:京都工学院、3位:松山聖陵
J 1位:仙台育英、2位:中部大春日丘、3位:石見智翠館
K 1位:報徳学園、2位:青森山田、3位:鹿児島実
L 1位:国学院栃木、2位:長崎北陽台、3位:若狭東
M 1位:東福岡、2位:関商工、3位:山形中央
N 1位:静岡聖光学院、2位:高川学園、3位:流通経大柏
O 1位:熊本西、2位:立命館慶祥、3位:松本国際 
P 1位:茗溪学園、2位:大分東明、3位:富山第一

7月23日(木)からは、各プールの順位に従って1位通過チームによるカップ、2位によるプレート、3位によるボウルとそれぞれ16チームでの決勝トーナメントが行われます。

7月24日(金)には、今年度の高校ラグビー7人制王者(カップトーナメントの優勝チーム)を含むそれぞれのチャンピオンが決定します。