▼たとえ1%未満の評価でも「震度7」の可能性

数字を見る際に最も注意が必要なのは、「確率が低い=安全」ではないという点です。たとえ「Zランク」であっても、活断層が存在する以上、大きな地震が発生する可能性があります。

実際、最大震度7が観測された1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)では、発生前に公表されていた確率は0.02%〜8%、2016年の熊本地震に至っては、ほぼ0%〜0.9%とされていました。

そして、日本国内には約2,000を超える活断層があるとされ、地下に隠れたままの「未発見の断層」の可能性も否定できません。

2024年に発生した能登半島地震についても、地震調査委員会の解析によれば、地下の断層がずれた範囲(震源断層)は、能登半島沖を中心とする日本海側で長さ約150km程度に及んだ可能性があるとされています 。

「地図に載っていないから大丈夫」という油断は禁物です。

▼活断層以外にも…海溝型地震のリスク

一方、陸の活断層とは別に、海側のプレート沈み込み帯で起きる「海溝型地震」は、巨大津波を伴う広域災害を引き起こします。

こちらは、活断層型の地震とは別のランク基準で、30年以内の発生確率に基づいて、以下の4つのランクに分類されています。
▼Ⅲランク:26%以上
▼Ⅱランク:3%~26%未満
▼Ⅰランク:3%未満
▼Xランク: 不明

例えば、南海トラフ地震については、2025年の一部改訂により計算モデルによって確率に幅が生じていますが、依然として『Ⅲランク』に位置づけられています。

繰り返しになりますが、発生確率の値やランクはあくまでも目安で、どんなランクの地震でも事前の備えは重要です。

突然襲ってくる地震。自分や家族の身を守るため、そして迅速な避難、安全確保を行うため、常日頃から備えることが重要です。