<大阪・京都府大会、和歌山県大会>
2校しか近畿大会への出場権を獲得できない京都、和歌山では準決勝が、近畿大会への出場権をかけた大一番。両県では地区大会を戦う中で力をつけてきた両校が一気に頂点まで駆け抜けました。
京都では、府大会初戦となった2回戦で、強豪・京都国際との息詰まる熱戦を制した龍谷大平安が勢いそのままに、3回戦、4回戦、準々決勝と完勝し、近畿大会への出場権がかかった準決勝でも古豪・鳥羽を寄せ付けず9対2で勝利して決勝に駒を進めました。
決勝戦では、準決勝で京都文教を相手に7対0と快勝するなど、すべての試合を圧勝で勝ち上がってきた乙訓と対戦。両チーム無得点のまま、延長タイブレークに突入した10回に乙訓が1点を先制しますが、その裏に龍谷大平安が見事に逆転。サヨナラで京都大会優勝を飾っています。
和歌山では、準々決勝に当たる県大会2次予選の初戦で、和歌山を代表する全国屈指の強豪校・智弁和歌山に9対4と快勝した近大新宮が、準決勝でも名門・簑島を11対4と圧倒して近畿大会出場を決めると、決勝戦でも、智弁和歌山とともに近年の和歌山の高校野球をリードしてきた市和歌山から8回、9回に得点を奪って3対2と逆転勝ち。見事に和歌山県1位での近畿大会出場を決めました。
3校が近畿大会へ出場する全国有数の激戦区・大阪では、準々決勝で前評判の戦った大阪学院大高を下した近大付属が、5日に行われた準決勝でも、2回に一挙4点を奪う猛攻で試合の主導権を握ると粘る太成学院大高を振り切って決勝進出。続いて行われた準決勝の第2試合では、大阪桐蔭が、期待の右腕・吉岡貫介投手の力投で金光大阪を僅か2安打に抑えて2対0と完封勝ち。危なげなく近畿大会への出場権を獲得しました。
10月12日(日)、近畿大会への最後の切符をかけた太成学院大高対金光大阪の3位決定戦の後、大阪桐蔭と近大付属が激突します。
10月12日(日)で代表16校がそろう秋季近畿大会は、14日(火)に抽選会が行われた後10月18日(土)から、奈良県のさとやくスタジアムで開催されます。
【近畿大会出場校】
大阪 大阪桐蔭、近大付、<太成学院大高と金光大阪の勝者>
兵庫 神戸国際大付、市尼崎、東洋大姫路
京都 龍谷大平安、乙訓
滋賀 彦根東、近江、<滋賀学園対近江兄弟社の勝者>
奈良 智弁学園、天理、橿原学院
和歌山 近大新宮、市和歌山