寄付物品が留意事項に当たらないのか 教育委員会に尋ねると…
鹿児島市は、寄付についての留意事項として、「市が整備すべき物品は、寄付物品としては不適切」と定めています。
机やいすなどの寄付物品が、この留意事項に当たらないのか、教育委員会に尋ねると…。

(鹿児島市教委総務課 九反大介課長・当時)「学校の管理・運営にかかるものについては、公費負担が原則だが、PTAの方々から、子どもたちの教育環境を良くしたいと、市の整備を超えてとか、早急に整備したいという思いでされたと思うので、その点についてはありがたく思っている」
「学校の備品であっても市が整備するペースを超えた部分についての寄付なら受け取れる」ともとれる回答でした。一方で、備品の更新が速やかにできない背景には、「教育予算の確保が難しい現状がある」としています。

(鹿児島市教委総務課 九反大介課長・当時)「鹿児島市には120校あって、費用がかかるものについては、年次的な計画を立てて順番に整備していっている状況がある」「今後も学校に対しては、寄付が強制とならないように適切な寄付の手続きを指導していきたい」