視聴者から寄せられた「ショートカット」の映像です。赤信号で停まっている車を後続車が追い越し、次から次に左にあるコンビニの敷地内へ入っていきます。目撃した人によると、現場ではコンビニの駐車場を横切り、再び道路に出て左折する車がいるといいます。

左の黒い車が「ショートカット」する車 歩道を走っている

画像の左の黒い車がそのうちの1台です。現場では他にも同じように赤信号を避けるため、コンビニの駐車場を走り抜ける車が確認できました。

交差点を左折する車が、赤信号待ちを避けるため、左側にある店の駐車場を通り抜け、再び道路に出る行為、いわゆる「ショートカット」を見たことがあるという方もいるのではないでしょうか。県外ではショートカット行為をした車に子どもがはねられ亡くなる事故も起きています。

この記事では、ショートカットの危険性、道路交通法やそれ以外の法令違反に問われる可能性はないのか?実際の事例を交えて解説します。

ショートカットの現場に来てみると

(記者)「こちらが現場の交差点。近道に使われた歩道は2mほど。近くには保育園もあり人の出入りも多い場所です」

現場は、鹿児島市下福元町の、影原交差点です。ショートカットする車は、七ツ島方面から平川方面へ左折する際の赤信号待ちを避けるため、左脇にあるコンビニの駐車場を通り抜け、国道へ左折していくといいます。

(近所に住む人)
「小学生も多いので危ない。交通ルールにのっとり運転してもらいたい」
「最近多いと思う、危ない。夕方が多い」

こうしたコンビニなどの駐車場を抜ける運転は、「ショートカット」や「コンビニワープ」などと言われ、歩行者やコンビニなどの利用者が危険を感じています。