「水産業の現状打開」へ“白羽の矢”

今回、立花さんが社長に就任した塩釜市のヤママサは、主に輸入品のマダラの加工を手がけ、全国の市場やスーパーマーケットに卸売り販売をしています。

しかし、前社長の三嶋政人さん(62)は、ここ数年会社は厳しい経営状況が続いていると話します。

ヤママサ 三嶋政人顧問:
「ここ数年の円安の影響、世界的な資源の枯渇、シーフードブームもあり、日本が買い負けしている状況が何年も続いていたので、非常に厳しい状況ではあった」

水産業が置かれている現状を打開したいと、三嶋さんが自ら立花さんに事業の引き継ぎを打診しました。

ヤママサ 三嶋政人顧問:
「3年前に『廻鮮寿司 塩釜港』の社長に立花さんが就任するというニュースを見て衝撃だった。うちもこんな方がいらっしゃたらと強く感じた。斜陽産業といわれる水産業を何とか立花社長に打開してもらってまた成長企業に」