人に伝える難しさを越えて…

佐々木英壽さん:
「今まだ(海外では)いろいろな戦争が起きているでしょ。でもみんなあまり深刻に実感として感じませんよね。それは無理ないと思う。体験した人にしか分からないところがあると思う。だから人に伝えるのは非常に難しいですよね」

歴史の陰に隠れた戦争の記憶。体験者が少なくなっている今だからこそ、伝え、そして受け継ぐことが必要になっています。

戦後は18歳から退職まで教員として勤め上げた佐々木さんですが、小牛田空襲で小学校時代の同級生を亡くしています。
沖田さんは毎年小牛田駅のブースで展示会を開いて、小牛田空襲のことを伝えています。

県警の史料によると、9日と10日の空襲は北は気仙沼、南は亘理まで県内全域で、死者138人と記録されているが、実際に犠牲になった人はさらに多いものとみられます。