佐々木さんが描いた絵です。その日、空襲警報は鳴らず、日本軍の戦闘機が来たと思った佐々木さんは、自宅の屋根に上って様子を眺めていたと言います。

佐々木英壽さん:
「引き返してくる飛行機が見えた。反転して急降下した。羽のところから真っ赤な火柱みたいなものがドーンと落ちた。それで私は敵機だと思ったんですよ」

見えたのは、貨物列車を攻撃するアメリカ軍の戦闘機でした。
佐々木英壽さん:
「(Q 佐々木さんの自宅は当時も同じ場所に?)場所は同じだけど、全部平屋建てで、この辺に離れがあった。それから後ろに物置があった」

自宅の裏に古墳があり、当時は横穴を掘って防空壕として使っていたと言います。小牛田空襲の日も家族と一緒に身を隠しました。