沖縄本島南部地区の救急患者をみている友愛医療センターでは、熱中症とみられる人の救急搬送の受け入れ要請が増加している。最近、運ばれてくる熱中症患者にある傾向が…。

山内素直医師(友愛医療センター)





▽看護師 「(体は)熱いですか?」
▽救急隊員「何分前から倒れているか、ちょっと不明です」

▽看護師 「コロナは?」
▽救急隊員「コロナ陽性」

熱中症患者が「コロナ感染」というケースが増えている

▽山内医師
「6月以降、熱中症と思われる症状で受診する、運ばれてくる患者さんが増えたんですね。でも調べてみたら、コロナにもかかっていたという方が結構います」

友愛医療センター


「先週もドクターカーで出た症例は、庭で倒れていて体温もすごく高いから熱中症です、という救急隊からの話で、行ってみたら確かに熱中症なんですが、コロナも陽性で。おそらくコロナ陽性でフラフラして、脱水になったりとか、うまく水分摂取もできなくて(倒れた)。暑い環境にさらされると、熱中症にもなってしまう。本当にダブルパンチ」

熱中症を含め、救急外来を受診後に、コロナと判明した人の割合は、全体の3分の1に上る。

▽院内携帯を取る山内医師
「はい、山内です。あーもしかして…陽性ですか、はいわかりました。コロナが陽性になりました」
「PCR陽性。PCR検査してよかったですね」