那覇と久米島などを結ぶ新たな高速船就航を目指す「久米島オーシャンジェット」は22日、就航時期を「来年5月に延期する」と発表しました。今年11月に運航が始まる予定でした。就航時期が延期されるのはこれで2回目です。

久米島オーシャンジェットが就航を予定するのは、那覇と久米島を通常70分、那覇と本部(もとぶ)を50分で結ぶ高速船「ジェットフォイル」、愛称「つむぎ」です。


▼下地幹郎会長
「今の琉球エアーコミューターの飛行機だけではなくて、この船とのコラボによって久米島が変わってくる。5月1日に期待していただく人たちの期待にしっかり応えていきたい」

船は高速船事業から撤退したJR九州高速船の中古船が使用されますが、同社は延期の理由について「船体の改修に想定より時間がかかっているため」と説明しました。

改修作業の様子(会見使用画像から)

那覇と本部間の料金は片道6000円、那覇と久米島間は片道7000円で、久米島町民は半額とすることを予定しています。2つの航路の年間利用者は30万人、売り上げは20億円を見込んでいるということです。