自転車店にはヘルメットに関する問い合わせが増加 売り場面積を2倍に
ヘルメット着用に抵抗があるという声も多い中、お店ではどんなヘルメットが販売されているのでしょうか。
(下川祥子記者)
「私がかぶっているこちら。ヘルメットにつばのようなものがついています。最近多くのデザインのヘルメットが登場しているんだそうです。」

こちらは宮崎市内にある自転車店。
(サイクルベースあさひ南宮崎店 岩田宗泰店長)
「ここがヘルメットコーナーですね。(Q.男女兼用になるんですか?)兼用になります。すべて大人用のヘルメットですね」

店では、去年の年末ころからヘルメットに関する問い合わせが増加し、売り場面積を2倍に増やしました。現在、15種類のヘルメットをそろえています。
(サイクルベースあさひ南宮崎店 岩田宗泰店長)
「ヘルメットって蒸れるイメージがあると思うんですけど、空気の取り入れ口の穴なんかも増えてるデザインが多いので、かぶっても蒸れにくくなってますし、かなり重量も軽くなってます。かぶったときも重くなくなってます。」

デザインや機能性に優れたヘルメットも
なかでも人気の商品は・・・
(サイクルベースあさひ南宮崎店 岩田宗泰店長)
「デザイン的にもかなり帽子に近いようなデザインになってますので、違和感なく買っていただける、受け入れていただけるようなカジュアルなデザインになってます」

こちらのヘルメットはカラーバリエーションも豊富。重さもわずか290グラムです。
(記者)
「相当軽いですね!びっくりしました」
(サイクルベースあさひ南宮崎店 岩田宗泰店長)
「かなり軽くなってるので、使い勝手もよくなっています」
(記者)
「もう持ってる感じがしないくらい」

また、機能性に優れたヘルメットも。
(サイクルベースあさひ南宮崎店 岩田宗泰店長)
「例えば、このメーカーさんのヘルメットですと、中が黄色くなってるんですけど、自転車走行中に転んでしまった場合、斜めに倒れるような動きをしますので、そういったときに中のシェルが動いてくれて、頭部への損傷を防ぐような設計になっています。
どれだけ自分が気を付けていても、ほかのところから何かぶつかってきてしまって転倒してしまうケースもございますので、できる限りヘルメットを安全のためにかぶっていただきたい」

ヘルメットをかぶることで死亡事故は確実に減っていく
命を守るために大切なヘルメットの着用。法改正を前にその重要性を理解しておく必要がありそうです。
(宮崎県警察本部交通企画課 米澤秀紀課長補佐)
「努力義務ということになりますので、罰則はありませんが、大人も子どももすべての自転車利用者がヘルメットをかぶることで、(死亡・重傷)事故は確実に減っていきますので、ぜひ、かぶっていただきたいと思います」


(スタジオ)
県立高校での対応ですが、県教育委員会は、ヘルメット着用の義務を校則などに定めはしないものの、「今後数年間かけて、生徒たちが自主的にヘルメットを着用するような機運を高めていきたい」としています。
※MRTテレビ「Check!」3月7日(火)放送分から