酒気を帯びた状態で乗用車を運転したとして、宮崎県警察本部は、宮崎北警察署に勤務する20代の男性巡査長を停職3か月の懲戒処分としました。
懲戒処分を受けたのは、宮崎北警察署に勤務する20代の男性巡査長です。
県警察本部によりますと、男性巡査長は、今年7月、通勤のため、宮崎市内の自宅から警察署までのおよそ2.2キロを酒気を帯びた状態で運転しました。
男性巡査長が警察署内で事務作業をしていたところ、同僚が酒のにおいに気づき、アルコール検査を実施。
検査では、基準値よりは低かったものの、通勤時には、基準値を超えるアルコールが検出されたと推定されるため、酒気帯び運転の疑いで摘発されました。
男性巡査長は、前日の午後11時半から翌日の午前4時ごろまで飲酒していたということです。
さらに、その後の警察の調べで、男性巡査長は、去年11月ごろから今年6月ごろまで、消費者金融数社から不相応な貸入れをしていたことが発覚しました。
借り入れたお金のほとんどを飲食や飲酒に使っていたということです。
県警は、男性巡査長を5日付けで宮崎地検に書類送検し、停職3か月の懲戒処分としました。
男性巡査長は、5日付けで辞職しています。
県警察本部の奥野 仁 主席監査は、「今回の事案を重く受け止め、今後職員に対する指導教養を徹底し、再発防止に努めていく」とコメントしています。