「幻の果物」とも呼ばれる「ポポー」という果物。
宮崎県延岡市北方町の農園では、「ポポー」の収穫が始まっています。
楕円形で淡いグリーン色の果実、「ポポー」。
栽培が難しく、生産者も少ないことから「幻の果物」とも呼ばれています。
延岡市北方町の「マリちゃん農園」では、甲斐満理江さんが20年前からポポーの栽培を続けていて、今年も先月中旬から収穫が始まっています。
今年は、カラスの被害があったため、数は例年よりやや少なめですが、味・香りともにいい出来だということです。
さて、「幻の果物」、どんな味なんでしょうか。
(田尻怜也記者)
「幻の果物『ポポー』いただきます。マンゴーとバナナを合わせたような香りに、カスタードのような濃厚な甘さ。そして、とろけるような食感です」
(「ポポー」生産者 甲斐満理江さん)
「真ん中から切ってスプーンで食べてもいいし、そのままかじってもいい。まず食べてもらうのが一番食感を味わってもらうのが一番」
「ポポー」の収穫は、今月中旬まで続き、「道の駅 北方よっちみろ屋」などで販売されています。
【参考】
「ポポー」は北米原産で、日本には明治時代に持ち込まれました。
非常に栄養価の高い果物で、ビタミンCを多く含み マグネシウムや鉄、銅、マンガンをはじめ、カリウム、カルシウム、リン、亜鉛なども含まれているということです。