去年8月、宮崎県内で複数の竜巻が発生した災害から、28日で1年となりました。
被災した住民の中には、いまだ復旧していない人たちもいます。
被災者の現状を取材しました。
宮崎市では1700世帯超の家屋が被災 いまだ復旧が道半ばという人も
去年8月、県内の複数の場所で発生し、甚大な被害をもたらした竜巻。被害が集中した宮崎市では、1700世帯を超える家屋が被災しました。

あれから1年。被災地では、いまだ復旧が道半ばという人もいます。
宮崎市恒久で独り暮らしをしている河埜 章 さん、76歳。
竜巻の影響で瓦がほとんど吹き飛んで屋根の一部に大きな穴が開き、家の中は水浸しになりました。

(河埜 章 さん)
「もうこの辺は泥と瓦とガラス。割れたガラス。屋根にビニールシートを張ってからは賑やかでしたよ、雨が降ると。雨が降るとすぐ分かるしね」

河埜さんが大好きな音楽の趣味の部屋も…
(河埜 章 さん)「これは水に浸かってダメでした」
楽器やステレオ機器、それに、譜面も水浸しになりました。

(河埜 章 さん)
「ここが全部やられて、ここもすごい雨降り。こまごまとしたものは捨てたり、CDも捨てたりしましたね」