貴世さんがオープンさせようとしているのは、発達障害の若者たちが働けるカフェです。

(吉村貴世さん)
「カフェがあるってことは私が常にいるじゃないですか、何かの緊急ときにたずねてこられる場所ができるのでそれもよかったなって。『ちょっとコーヒー飲みに来たがよ』って言いながら『ちょっとこうこうでよ』って言うたった何回かのやり取りやっても解決することっていっぱいあるんで」

発達障害がある人、そして、その家族の居場所を作りたい。社会とつなぐ架け橋になりたい。3人の子どもを育てた貴世さんだからこその思いです。

(吉村貴世さん)
「カフェ自体は障害がある子がどの人だっていうのを言わずに、通常のカフェとしての運営をするので。だからその子たちには本当に一般社会を目の当たりにしてもらう。目の当たりにして困ったところを一緒に考えて、人との関わり方を学んで、うちで雇用するわけではなくて、何年かいてもらって人とのコミュニケーションだったり、人に何かを質問したりとか社会で必要なスキルが身につけば、もう1回就職をさせてあげたい。卒業させて新たな場所へ、って考えてます」

貴世さんがオープンさせようとしている発達障害の若者たちが働けるカフェgringrinは現在、クラウドファンディングで支援を募っています。