12月8日、高知県高知市で見つかった死んだ野鳥から、鳥インフルエンザウイルスが検出されました。高知県内で野鳥から鳥インフルエンザが確認されたのは、今シーズン初めてです。
高知県によりますと、12月8日、高知市布師田の民間企業の敷地内で、オナガガモ1羽が死んでいるのが見つかりました。
高知県が回収し、中央家畜保健衛生所が実施した鳥インフルエンザの簡易検査では陰性でしたが、10日、国立環境研究所で遺伝子検査をしたところ、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されたということです。
これを受け、環境省は、発生地から半径10km以内の区域を鳥監視重点区域としました。

高知県によりますと、回収場所から半径3km以内には養鶏場がないことが確認されていて、100羽以上を飼育する高知県内51戸の養鶏場で異常は確認されていないということです。
▼高知県 中山間地域対策課 鳥獣対策担当 小原誠司 企画監
「死亡している野鳥は、鳥インフルエンザだけではない病気を持っているものもいますので、素手では触らない。死亡野鳥を発見しましたら、関係する最寄りの市町村、そして県の方にも一報をいただきたいと思っております」
高知県は、既に県内の養鶏場に消石灰の配布を済ませていて、今後は、異常な野鳥がいないか監視の強化なども行う方針です。










